島根県指定希少野生動植物「ミナミアカヒレタビラ」
更新日:2013.01.23
平成24年3月6日、「島根県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づく指定希少野生動植物に、ミナミアカヒレタビラ、カワラハンミョウ、ヒメバイカモの3種が追加指定されました。
このうち、ミナミアカヒレタビラは出雲市内にも生息していますので、保全に向けて皆さんのご理解ご協力をお願いします。
ミナミアカヒレタビラとは
ミナミアカヒレタビラはタナゴのなかまの淡水魚で、体長は最大7cm程度。産卵期になるとオスは婚姻色を出し、体がエメラルドグリーンになり、臀(シリ)ビレの外縁が赤くなります。また、ドブガイなどの淡水二枚貝の鰓(エラ)に卵を産むという特徴的な繁殖生態を有しています。
しまねレッドデータブックでの位置付けと個体数減少の要因
ミナミアカヒレタビラは、しまねレッドデータブックで、最も絶滅の危険性が高い「絶滅危惧I類」に分類されています。
島根県内では限られた地域にしか生息していません。また、島根県はミナミアカヒレタビラの日本での生息域において西限となります。
生息環境の悪化や外来種(ブラックバス等)などの影響により個体数が大幅に減少しています。また、タナゴのなかまは観賞魚として人気があることから、捕獲され、インターネットなどで取引が行われていました。
「島根県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づく捕獲等の禁止
この指定により、ミナミアカヒレタビラの捕獲や譲渡し等が禁止され、違反した場合には罰則が科されます。
外部リンク
島根県自然環境課「しまねレッドデータブック ミナミアカヒレタビラ)」のページ
お問い合わせ先
島根県 環境生活部 自然環境課 自然環境グループ
電話:0852-22-6377